北総東部用水について |
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利根川から取水しパイプラインやファームポンドを通じて4市3町(香取市、旭市、匝瑳市、成田市、多古町、東庄町、神崎町)の受益農地にかんがい用水を送っています。
利根川の水は船戸揚水機場によりくみ上げられ、本線を通じて北総台地上の返田揚水機場に送られ、返田揚水機場から東・西幹線を経て、各施設に送られます。
畑地かんがい用水は各ファームポンドに貯留され、加圧機場により支線水路を経て末端の農地まで圧送され、スプリンクラー等によりかん水されます。
水田用水は、幹線水路から分岐した支線水路(分水工)により直送されます。 |
土地改良区では、昭和56年の管理通水開始から約30年にわたり、北総東部用水施設の維持管理を行ってきました。今後も関係機関と協力し良質で安定した用水供給のために努めてまいります。
◎カワヒバリ貝による通水障害や揚水機場、加圧機場の運転不能等の被害が近年多発しています。
土地改良区では関係機関と連携の上、今後も対応してまいります。→詳しくはこちらをご覧ください。
北総東部用水の基幹事業は、昭和45年から水資源開発公団営事業(現水資源機構)により、また末端事業は県営土地改良事業等によって造成されましたが、事業完了後相当年数が経過しており、近年は経年劣化による漏水事故が多発しています。そこで土地改良区では色々な補助制度を活用して、組合員皆様の負担が少なくなるよう以下のような老朽化対策を進めています。
【土地改良施設維持管理適正化事業】
土地改良施設維持管理適正化事業は、一般の補助事業とは異なり、土地改良区等が相互扶助的に実施するものです。県営土地改良事業により造成された施設の整備補修を実施する場合、まず「適正化事業」に加入し、定められた期間内に整備補修等に必用な経費の一部を毎年積み立てます。そして積み立て期間内の定められた年度に整備補修を実施することになります。経費の一部を積み立てすることにより国及び県の助成を受けられ、土地改良施設更新に要する経費の負担が軽減されます。
当土地改良区では、更新事業として平成8年から行っており、今後も幹線用水施設、揚水機場等を重点的に土地改良施設維持管理適正化事業を要望し、組合員の負担軽減に努めてまいります。
【農業水利施設のストックマネジメント事業】
農業水利施設のストックマネジメントは、施設のコスト低減や長寿命化を図り、維持管理費を含めたトータルコストを低減するための手法です。具体的には「機能診断調査」、「機能診断評価」及び施設の劣化予測や対策工法等の比較による「機能保全計画の策定」、そして適時、適切に対策工事を実施していくものです。
東関道添架用水管腐食状況調査 PC管機能診断調査
※ストックマネジメントとは
施設の機能を調査・診断し、劣化の程度に合わ
せて、どのようなタイミングでどのような対策を
取れば、もっとも経済的に施設の機能を維持で
きるか、検討をすることです。この検討結果に基
づいた整備補修(予防保全)を行う事で施設の長
寿命化が図られ、長期的な施設整備費用を抑え
る事ができます。 |
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北総東部用水の施設紹介
北総東部用水の流れや関係する施設と管理の状況を紹介します。
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